TestSpecification
TestSpecification
クラスは、テストとして実行するモジュールとそのパラメーターを定義します。
この仕様は、テストプロジェクトの createSpecification
メソッドを呼び出すことによってのみ作成できます。
const specification = project.createSpecification(
resolve('./example.test.ts'),
[20, 40] // オプションのテスト行
);
createSpecification
は解決済みのモジュール ID を必要とします。ファイルの自動解決や、ファイルシステム上での存在確認は行いません。
taskId
テストモジュールの識別子です。
project
テストモジュールが属する TestProject
を参照します。
moduleId
Vite のモジュールグラフにおけるモジュール ID です。通常、POSIX セパレーター形式の絶対ファイルパスです。
'C:/Users/Documents/project/example.test.ts'; // ✅
'/Users/mac/project/example.test.ts'; // ✅
'C:\\Users\\Documents\\project\\example.test.ts'; // ❌
testModule
仕様に関連付けられた TestModule
のインスタンスです。テストがまだキューに登録されていない場合、これは undefined
となります。
pool experimental
テストモジュールが実行される pool
です。
DANGER
poolMatchGlob
と typecheck.enabled
を使用すると、単一のテストプロジェクトに複数のプールを持たせることが可能です。これは、同じ moduleId
を持ちながら異なる pool
を持つ複数の仕様が存在しうることを意味します。Vitest 4 では、プロジェクトは単一のプールのみをサポートするため、このプロパティは削除されます。
testLines
ソースコード内でテストファイルが定義されている行の配列です。このフィールドは、createSpecification
メソッドに配列が渡された場合にのみ定義されます。
いずれかの行にテストが存在しない場合、スイート全体が失敗することに注意してください。testLines
の正しい設定例:
const specification = project.createSpecification(
resolve('./example.test.ts'),
[3, 8, 9]
);
import { test, describe } from 'vitest'
test('verification works')
describe('a group of tests', () => {
// ...
test('nested test')
test.skip('skipped test')
})
toJSON
function toJSON(): SerializedTestSpecification;